衝撃力
交通事故の大きさは、車が衝突したときに与える「衝撃力」、自分が受ける「衝撃力」の大きさに関係します。
車が衝突したときの衝撃力は、速度と重量に応じます。遠心力・制動距離と同様に、衝撃力も速度の2乗に比例して大きくなります。速度が2倍になれば、車が衝突したときの衝撃力は4倍になります。(速度が2分の1になった場合は、衝撃力は4分の1に減ります。)
また、(固い物にぶつかるときのように)衝撃の作用が短時間に行われるほど衝撃力は大きくなります。例えば、時速60kmでコンクリートの壁に激突した場合は、約14mの高さ(ビルの5階程度)から落ちた場合と同じ程度の衝撃力、時速100kmで激突した場合は、約39m(ビルの12階程度)から落ちた場合と同じ程度の衝撃力を受けます。