免許証の更新忘れや違反点数のオーバーにて自動車運転免許証の資格を失った方が運転免許センターにて直接試験を受けることを通称「一発免許」といいます。当サイトは普通自動車免許試験を直接受験する方を支援するものです。千葉県幕張免許センターをモデルに仮免学科模擬試験・実技試験・コースシュミレーション・本免試験・その他をできるだけたくさんの方が合格するように、詳細にしかもわかりやすくに解説することを目的にしています。

ブレーキを踏めば止まるって?

イナガキ

なんで、いまさら、わざわざブレーキのかけ方なんてのを説明しなくてもと思っている方はこの部分は読み飛ばしてください。ただし受験なさる方の安全運転の力量にもよるでしょうが、停止するのに単にブレーキを踏めばいいんだ、なんて思っている方は間違いなく確実に減点されてしまうでしょう。

自動車の運転操作はハンドルおよびクラッチ・アクセルそしてブレーキ操作で成り立っているものであります。仮免の試験場でブレーキをかけなければいけない箇所は何箇所あるでしょうか。まだ数えたことはないので不明ですが、かなりの回数にのぼるものと思われます。

確かに車を停止させるにはブレーキを踏めばすむことであります。それはあなたの通常運転においてだけ通用するものであり、運転免許試験時においては実に非常識な操作と判断されても仕方のないことでもあります。このページでは運転免許試験におけるブレーキのかけ方を解説します。もちろんこれらのことは日常の安全運転のためにも役にたつものと思われます。

よってブレーキ操作はかなり重要な位置をしめるものとして扱うべきものだと思います。なぜなら、アクセルを踏むかブレーキを踏むかという動作の繰り返しが運転操作なわけであります。特に安全運転ということを考えた場合に減速および停止にいたるまでのブレーキ操作というものはかなり重要な部分であります。よってブレーキのかけ方をしっかりと把握し、学習し、習慣化しておく必要があります。習慣化するにはなんども反復練習をする他ないのです。

基本的には急ブレーキは避ける

通常の運転においても急ブレーキ・急発進はしてはいけない部類に入ります。運転試験においても基本的に急ブレーキは絶対に避けなければいけない操作です。急ブレーキを避ける意味においても以下に解説する、エンジンブレーキおよびポンピングブレーキは絶対に必要なものとなります。エンジンブレーキにつきましてはオートマで受験される方にはさほど意識する必要はないものと思われます。

エンジンブレーキやポンピングブレーキを多様する場面というのは雪道だと思います。このふたつを多用しなければ、とても雪道では安全に走れません。また長い下り坂なんていうのも、エンジンブレーキを多用します。しかしここでの解説は他のサイトにお任せして、免許試験場での使い方を説明させていただきます。

ブレーキをかける前に後方を確認する

シフトダウンをするにしろ、ポンピングブレーキをかけるにしろ、このいずれかの行為の前に必ず後方を確認します。右左折する場合はウインカーを出す前に必ず目視で後方を確認していますからその必要はありません。直進していて右左折する予定のない場合にも必ず後方を確認します。この場合ルームミラーだけで行います。ただし、他でも説明していますが、たんに自分の目を動かしただけではいけません。必ず顔をルームミラーに向けるようにします。そうしないと試験官はルームミラーで後方を確認したかどうかを判断することができません。

免許試験おいては必ず動作でもって試験官にアピールするということが重要なのです。いくら目視をしたといっても自分の目だけを動かしたんで試験官に伝わらないということです。

エンジンブレーキ

エンジンブレーキはマニュアル車の運転免許試験においての使用は必須となります。エンジンブレーキとは基本的にはアクセルから足を離した状態でかかることになっています。オートマ車の場合は効きが弱いので特にエンジンブレーキを意識する必要がありません。さらにエンジンブレーキを有効に使うとなるとシフトダウンを行います。一段ギアを落とすことによってその効果が現れます。ブレーキをかける前に充分にエンジンブレーキよって減速を重ねることが要求されます。

運転免許試験以外におていてこそエンジンブレーキは必須のドライブテクニックになります。仮免試験コースは狭いです。あんな狭いところで低速でしか走行しない場所こそエンジンブレーキなど全然必要とされません。でもあえて厳密にエンジンブレーキが採点の対象にしていることには私は大賛成なのであります。長い坂道でのエンジンブレーキの使用や雪道でのエンジンブレーキの使用と安全運転には欠かせないものとだと思います。オートマチック車でも効きが弱いといいながらもエンジンブレーキは有効であります。それぞれのお使いになっている車のマニュアルを一度は目をとおしておいてください。必ずエンジンブレーキの説明があるはずであります。

ポンピングブレーキ

ポンピングブレーキとは後続車に追突を避ける意味からも、これからブレーキを踏みますと通知させるために、最初軽くブレーキを踏み2回目以降にじょじょに強めにブレーキを踏むことをいいます。その他の意味としては急ブレーキを避けるということもあります。狭い試験場においては、数回にわけてブレーキを踏むというのはなかなか困難なことでありますから、少なくとも最低2回にわけて踏むことをお勧めします。

ブレーキを踏んだかどうかは、通常後方のブレーキランプが点灯したかどうかでわかりますが、運転免許試験者では試験官の席のどこかにブレーキランプがついていて、それを試験官が確認しています。残念ながら受験者にはわからないようになっています。

ですから、最初にブレーキを踏む場合が難しいのです。あまりに軽くブレーキを踏めばブレーキランプが点灯しない可能性がありますし、強く踏めばガクンという状態になります。このあたりのことを言葉で説明するのは難しいです。とにかく駐車している車でどの程度踏めばブレーキランプが点灯するかを試してみてください。ただしご自分の車と運転試験に利用される車とはちょっと違うとは思いますが試したっていくらの手間隙がかかるわけではありませんので。

試験場でのマニュアル車での試験はエンジンブレーキとポンピングブレーキを組み合わせて行います。AT(オートマチック)車の場合は低速でシフトダウンしてもエンジンブレーキは効きにくいので別段使用する必要はなく、ポンピングブレーキだけを使用します。

試験場ではブレーキを踏む場合には基本的ポンピングブレーキというふうに思っていたほうが無難でありますが、通常一般道路を走行する場合にも後続車の追突防止にはおおいに役にたつテクニックだと思います。よく高速道路において渋滞の最後列につく場合にハザードを点灯させて後続車に追突防止を呼びかけますが、その際にもポンピングブレーキを多用して、停止しますよと信号を送ればより効果的かと思います。

管理人ぽー

オートマ車で受験するというのも一手であります。

運転試験の最中にギア操作をするというのはかなり面倒なことであります。ここでも述べていますが、減速の際にもシフトダウンをしなければならず、坂道発進でもギア操作は慣れないと後退する可能性があります。坂道発進時にちょっとでも後退すれば、試験コースを逆走したと見なされ、即刻試験中止であります。

実際に一発試験に臨むにあたって、どうしようか悩みました。というのも4年ほど前から自分の車はオートマチックになっていたのです。それまでウン十年の間はギアつきの車でありました。オートマ車になるまでの間にギア付きのマニュアル車に乗っていたのだから、たぶん体が覚えているだろうとも思ったのですが、かなりの不安が残りました。

どこかの駐車場でいちどギア付きの車で練習して見ようとも思ったのですが、なあーーんと世の中は進んでおりまして、私の周囲にはギア付きの車なんて一台も見当たらなかったのです。聞くところによるとタクシーですらオートマッチクになっているのだそうです。いっけんマニュアル車のようなギアなのですが、それがオートマだったとは驚きでありました。

そこで考えたのが、最初オートマで受験して、合格したのちにオートマ限定解除試験をうけて限定解除をしてみようと思ったのです。その結果4度ほど挑戦して合格しました。そして当初の予定どおりにと思ったのですが、限定解除する理由が見つからないのであります。AT限定運転免許でなんら困ることがないのであります。あれから4年ほどたっているのですが、もうAT限定解除しようなんて考えがさっぱり浮かんでこないのには参りました。

仮にこれからAT限定解除試験に臨むとしたら、たぶんこのサイトのネタ探しのような目的になるだろうと思っています。

カーブの曲がり方

この章ではブレーキの具体的な説明のためにカーブの曲がり方を解説します。カーブではシフトダウンやブレーキのかけ方が一番理解できるように思われますので、あえて取り上げましたぜひともお読みください。

ゆっくり入ってすばやく出る(スローイン・クイックアウトの原則)

スローイン・クイックアウトの原則は交差点の走り方でも解説しております。見通しの悪いカーブにおいてはなおさらのことであります。どんな危険が待ち構えているかわからないのに無謀にもスピードを出して突っ込んでいくことは極力避けなければなりません。免許試験場においては見通しの悪いカーブとか交差点なんてのはありません。しかし、危険予測の基本原則から考えればおのずと答えがでてきます。

しつこいようですがキープレフトが原則です。

運転免許試験はしつこいようですが、どの場所でもキープレフトが原則です。運転免許試験において必ず守らなければならないことのひとつにキープレフトと目視での安全確認があります。以下のページは必ず目をとおして、イメージトレーニングを重ねてください。

充分に減速してから入る

最初はシフトダウンして減速して、次にポンピングブレーキにて充分に減速してからゆっくりとカーブに入ります。2速ぐらいまで減速するべきでしょう。

ここではたんに減速するとは言ってません。充分に減速すると言ってます。それは後述する「カーブの途中では決して減速をしてはならない」という大原則につながっていくからです。カーブの途中でブレーキを踏むことがないほどに減速することが大事であります。

曲がり切ったら加速して出る

カーブの終わりごろにこれから加速しても大丈夫だと判断できたら、加速してください。カーブに入る前に充分に減速してますから、カーブを終えた後もそのスピードで走行すれば減点の対象となります。すみやかに速度をあげるようにしてください。

千葉県幕張免許センターの場合は大きなカーブの先は40km走行車線に突入しますから、なおさら速度をあげる必要があります。その他の免許試験場の場合は状況に応じてください。よくメリハリの運転が必要と言われる要素のなかにカーブ時の走行も含まれますから注意してください。

一発免許博士

カーブの途中では決して減速をしてはならない

充分に減速してカーブに入るということは、途中で減速をしなくても良い速度までスピードを落とすということです。カーブの途中で曲がりきれずにブレーキを踏めば確実に減点になります。

まして、シフトダウンをしてエンジンブレーキをかけようとした場合は大幅な減点となります。なぜなら、シフトダウンをしようとすれば必然的にクラッチを踏まなければなりません。ということは、カーブでの遠心力に加えて、一時的にエンジンブレーキそのものを殺すことになりますから、その危険性は倍加することになります。ですからたんに減速するためにブレーキをかけることはまだしも、クラッチを踏んでは絶対にいけないことなのです。

試験中は絶対にラインを踏んではいけない

試験中は、横断するため仕方なくセンターラインを越す以外はラインを踏んではいけません。停止線があったとします、停止する場合はその停止線の手前で停まらなければいけません。仮に停止線を踏んだり、超えたりした場合は減点になるか、即刻試験中止になることがあります。

また停止線で停止する場合はあいまいな停止の仕方をしてはいけません。停まる時はがっちりと確実に停止するようにしてください。

せっかく所定の位置にて一時停止したのに、ブレーキの踏み方が曖昧だったために、車が少しだけ前に動きまして、そこで試験中止になったのを目撃しました。できればサイドブレーキを引くぐらいの心構えが必要となります。

同じように右左折する場合にあまりに大きく曲がってしまい、センターラインを踏んでしまうなんてことも絶対に避けなければなりません。

 ある日の試験場で大型トラックのクランクから左折するのを遠くから見ていたのですが、どうしたことかなかなか本道に出てこないのです。注意してみているとそのまま左折するとセンターラインを踏んでしまうので、出られなかったのであります。それから2度ほど切り替えしをしてでてきました。

 余談になりますが、ここで「2度ほど切り替えしを・・・」と書きましたが、クランクで3度切り替えしをやったら運転不能と見なされ、試験中止です。S字カーブおよびクランクでは2度づつ4回までの切り替えしが認められていますが、S字カーブおよびクランクでの3回目の切り替えしは認められていませんのでご注意願います。

交差点の中央部分に描かれている四形のマークも踏んではいけません。その内側を通るようにしてください。T字路に三角のマークがあるばあいもありますが、これも同様です。