免許証の更新忘れや違反点数のオーバーにて自動車運転免許証の資格を失った方が運転免許センターにて直接試験を受けることを通称「一発免許」といいます。当サイトは普通自動車免許試験を直接受験する方を支援するものです。千葉県幕張免許センターをモデルに仮免学科模擬試験・実技試験・コースシュミレーション・本免試験・その他をできるだけたくさんの方が合格するように、詳細にしかもわかりやすくに解説することを目的にしています。

本免試験

仮免許受験に5回を費やした私ですが、本免許は1回で合格しました。一概には言えないと思いますが、本免許は仮免許と比較すれば、かなり楽だと感じました。
ただし、これだけは個人差があります。本免試験時には5回目にようやく合格とか4回目もやはり落第した方もおりましたので、やはり相当な覚悟を持って臨まれたほうがよいかと思います。

キララ

どうして本免で落ちる人がいるのかを考えてみた

私の感覚では仮免に比較すれば、本免での路上試験のほうがはるかに楽に思えるのだが、どうもそうでない方もいるらしい。仮免の道路よりも一般道のほうが広くて走りやすいと思っているのだが。

そこではたっと浮かんだのだが、その走りやすさが逆に命とりになっているのではないかと。いくら広くて走りやすいといっても、やることは仮免で行ったことを厳密に実行しなければいけないということです。キープレフトや首振り安全確認、最高速度の遵守等々です。

一般道ですからそこには沢山の車が走っていると思いますが、一切気にする必要はありません。試験でのペースを遵守するのです。煽られようがどうしようがスッタことではありませんからね。ただあまりゆっくり走ると通行妨害で減点されます。定められた速度になるべく沿って走るようにしてください。

これまで仮免の技能編で説明してきたことをきっちり実行すれば合格するはずです。まして本免試験までたどりついたわけですから、できないわけがないのです。

また仮免とは仮の免許証までいただいているわけですから、路上運転のさいには是非実際の試験コースを走ってみるべきです。幕張の免許センターはかなりせこくて路上試験コースを公開していませんが、先日山形県の運転免許センターに行ってみたらなんと路上の試験コースが公開されておりました。億劫がらずにさっそく実行してみましょう。

本免学科試験

本免技能試験を受験するためには当然学科試験があります。仮免の学科試験と違いまして、イラスト問題5問を含めて95問50分間90点以上合格をクリアしなければいけませんが、仮免許の時にがっちりと勉強をしておけば、本免学科試験の前日あたりにちょっと復習しておけば大丈夫だと思います。学科問題はやろうと思えばどこでも学習できるものです。

一発免許ではとにかく一番最初に学科問題を完全にクリアした状態にしておいて、技能試験集中して臨むことが合格への早道だと思います。学科試験は絶対大丈夫っていうぐらいの自信がつくまでは全ての受験を控えるべきでありましょう。

本免技能試験

さて、午前中の学科試験に合格しますと、いよいよ技能試験の路上試験となります。最初に地図を手渡されます。私が手渡された地図は4コースで、幕張メッセの裏側がスタート地点となっておりました。それぞれ受験者に手渡される地図は正確ではありませんが、コースが5種類ぐらいになっていたと思います。

場内試験コースから試験官の指示に従ってスタート地点へ向かいます。この場合の順路は地図上では示されておりません。試験官の「二つ目の信号を右折してください・・・」等の指示に従って運転します。やがてスタート地点に到着しますと、ゴール(幕張試験場)までの順路を自己申告します。誰も遠回りしてゴールの試験場へ向かうなんて人はおりません。当然最短距離のコースを選択することになります。

私の最初に考えた作戦の落とし穴を試験当日他の受験者からの情報で覆りました。最初に考えた作戦とは、スピード違反だけはしてはいけないので、全コースを40km/時以下でトロトロ走行しようとしたのです。

試験前の情報交換で、それは絶対にやってはいけないことだそうです。 途中制限速度が50km/時のところもあります。その区間を例えば30km/時で走行すれば、即、落第だそうです。

理由は他の車両の通行の流れを故意に妨げたということになるのだそうです。 では他の車両の通行の流れに乗ってスピードオーバーした場合はというと、勿論落第ですね。スピード違反ですから。ただ試験区間はそんなに交通量は無いですから心配することはありません。

行きはコース図に従い帰りは自由コース

本免の技能試験は最初に渡されたコース図に従って目的地に向かいます。帰りは自分で設定したコースを試験官に口頭で申告したコースに従って仮免試験場内コースに戻ってきます。

車庫入れ・縦列駐車

さて、ここまで仮免許から読み進めてきた方には何かが抜けているように思われるでしょう。そうです、「車庫入れ」「縦列駐車」です。ここで「車庫入れ」と言ってますが、正しくは「方向転換」といいます。「方向転換」と「縦列駐車」は本免許技能試験の最後に実施されます。一般道を走って試験を受け、また幕張免許センターの仮免技能試験場に戻ってきます。その時に出発した場所に戻されるか、縦列駐車か方向転換の試験場所に行くように指示されるかによって運命は決まります。

試験では「方向転換」「縦列駐車」を一緒に行うのではなく、どちらか一つです。最初に本免試験のコース図を貰いますが、その後ろに記載されています。私は縦列駐車が苦手だったので、できれば「方向転換」に当たればいいなと思っていたのですが、ずばり方向転換でありました。それも得意な運転手側からバックするという一番簡単なものでありました。

それでも、やはり緊張しているのでありまして、2度切替をやってしまいました。それでもポールにぶつけたり、脱輪するよりはマシです。2度までの切替しは認められていますから。たぶん成績はギリギリの出来だったと思っております。

合格してしまえばこっちのもんですからね。

本免試験の奥の手

標題は大袈裟ですけど、気を引くためだからごめんね。仮免許証が取れたら、一度試験場の出口近くで路上試験を受ける試験車を待ち伏せするのです。後は試験の邪魔にならない程度の距離で後ろをついていくという手段であります。これを半日ほど繰り返せばかなりの自信が生まれると思うのですが、いかがでしょうか。

でもこれにはいくつかの問題があるんですね。仮免は独りでは運転できないことですね。運転歴3年以上の人が脇に乗らなければいけないことと、路上試験は土日祭日には実施されていないので、月曜日から金曜日の間に仕事を休まなければいけないということです。もし条件が整えばやってみる価値はおおいにあると思います。

因みに私は考えついたことは考えついたのですが、実行できませんでした。

注:以前に運転歴2年以上の人が脇に乗らなければいけなと間違って書いておりました。深くお詫びして訂正しました。正しくは運転歴3年以上です。掲示板でご指摘していただいた「若葉マークさん」に感謝いたします。