免許証の更新忘れや違反点数のオーバーにて自動車運転免許証の資格を失った方が運転免許センターにて直接試験を受けることを通称「一発免許」といいます。当サイトは普通自動車免許試験を直接受験する方を支援するものです。千葉県幕張免許センターをモデルに仮免学科模擬試験・実技試験・コースシュミレーション・本免試験・その他をできるだけたくさんの方が合格するように、詳細にしかもわかりやすくに解説することを目的にしています。

スタート地点から試験(テスト)走行区間終了まで

どこの試験場でも、試運転のための走行区間があります。その日に割り当てられた試験車は、はじめて乗車するものであることが多いです。それに、初めての車種であることも多いと思います。ですから、ブレーキの効き具合やクラッチの感覚やギアの癖等々千差万別です。それらの機能を試すための区間が定められており、その区間は採点には含まれません。

ですから試運転区間ないで、ギアダウンやブレーキテストを繰り返すべきなのです。特に大型の場合はエアブレーキ・排気ブレーキ等で効きが半端でない場合が多く、本番のテストではエンストの繰り返しなんてことになりかねません。試験区間内で納得いくまで試すことをお勧めします。

とはいうものの、頭では理解していても試験場内ではよほどの度胸がないかぎり堂々と試すのは結構ドキドキものです。私なんかは最初に受験したときには上がりにあがりぱなしで、なにも試せなかったのいうのが実情です。

一発免許博士

ここに書いてある内容のほとんどは普通車仮免第2コースのフラッシュ動画に表示されていることと同じですが、後でわかったことや、説明不足だと思われることを補足した内容になっております。また幕張免許センター内の写真を豊富に掲載してあります。

車に乗込んでからスタートするまでの一連の動作は実際に走行しなくても、練習できます。イメージトレーニングを繰り返して完璧になるまで練習してください。実際の試験で上がらないという方はそういません。あがってあたりまえです。スポーツでもなんでも反復練習が大切なのは、大舞台にたったときにいくら上がっても反復練習で体に覚えこませておけば、体が自然に反応するのです。そうなるまで練習を繰り返してください。

乗り込むまでと乗り込んでからの注意が結構細々と多いところです。全部行っても5分とかからないところですが、しっかりと練習しておきましょう。

服装

まさかと思いますが、サンダルやスリッパ下駄履きで行く人はいませんよね。念のためですけれども、当日は靴かスニーカーを履いていってくださいね。実際にサンダルやスリッパ下駄履きでいったらどうなるんだろうかと興味はありますね。乗り込んだ瞬間にテスト終了になるだろか?。どなたか試してみては。

試験車に乗り込むまで

車両前後の安全点検

車の前後に移動して車の下に子供がいないか等を確認点検します。これには諸説があり、現在は行わなくてもいいという人もおりますが、どうもはっきりしません。どうせやったって一分もかからないのできっちりと屈み込んで点検しましょう。動作はあくまでも大げさにですよ。

この間試験官は書類を見たりして、どうもこちらを見ている素振りはありませんが、意外にチラチラ目だけでチェックをしてたりしますから、油断しないことです。

まずは車の前方にいきます。屈み込んで車の下を見ます。次に反時計まわりに後方に向かいます。後方でも同じように、車の下を点検します。後方から車両の有無を確認し、運転席側に回り込みます。

乗り込み

後方の安全を充分に確認して、ドアを半分ほど開けてさっと乗り込みます。この場合ドアを全面的に開くのは減点の対象になります。後方から自転車やバイクがドアにひっかからないように注意します。

キララ

意外に多いのがドアの開閉に伴う事故

ちょっとしたことなんですが、ドアの開閉時に起こる事故というのは案外多いのです。特に原チャリや自転車のハンドルが開いたドアにひっかかり転倒するというのが多いです。

また助手席の人が後方を充分に確認しないで不用意にドアを開けたために後方から直進してきた原チャリや自転車と接触してしまうというのもかなり多いです。この場合は当然運転手の責任になります。

運転する人は後部座席や助手席にいる人が降りるさいには、必ずバックミラー・サイドミラーおよび目視にて安全を確認したうえで「はい、降りていいですよ」と声をかけてください。安全を確認することによって、つまらない事故を防ぐことができます。

受験受付は締め切り時間ギリギリまで待て

試験車に乗込む人員は最低でも3名になります。自分と次に受験する方と試験官となります。時に試験官が2人の場合もあります。幕張免許センターではそのようなルールになっているようであります。

さてここで言いたいことは、他の人の受験模様を後ろの席で見ることができるということです。実際にコースを回って他の人の受験風景を観察するということはかなり参考になります。受験者があまりにヘタだとすぐに試験が終わってしまって全然参考にならないこともありますが。

だから、試験の受付は締め切り間際のギリギリまで待つことが肝心なのです。一番最初に受け付けを済ませてしまえば、絶対に他の人の試験に同乗することが出来ないのです。「受験受付は締め切り時間ギリギリまで待て」は鉄則です。

  • スタート地点1

  • スタート地点2

乗り込んでから

  1. まずは挨拶をしましょう

    第一印象は大切です。「よろしくお願いします!!」と明るくはっきりと挨拶をしましょう。挨拶をされて気分の悪い人はいないはずですから。
  2. イス(座席)の位置合わせ

    座席の下のレバーで自分にあった位置に合わせます。
  3. バック(ルーム)ミラーの調整

    バックミラーが合っていても、必ず両手で調整したふりをします。合ってなかったら本当に調整してください。
  4. サイドミラーの調整

    ほとんどの場合は調整しなくても、大丈夫なのですが、ここでも左右のサイドミラーを合っているかどうかの確認します。この場合目ん玉だけをクルクル動かし見るってのは駄目です、必ず首を振るか体を回してさも左右のサイドミラーを確認しているっていうことを態度で示しましょう。
  5. ドアロック

    ドアロックをどの時点でするのかはちょっと判断できませんが、必ずドアロックはするようにしてください。
  6. シートベルト装着

    これは必須ですね。実際シートベルトを装着しなかったら違反減点の対象になりますから。もしシートベルトをしないで出発したらどのような結果のなるでしょうか。誰か試してみてください。(笑) シートベルトを着用しましたら、「準備ができました」と声をかけましょう。試験官から「準備はできましたか?」なんて声を掛けられる場合もあります。
  7. エンジン始動

    試験官の「それではそろそろはじめましょうか」の言葉で以下のことを行います。
    • サイドブレーキがかかっていることを確認
    • ギアのニュートラルを確認(AT車の場合はP位置)
    • ブレーキを踏んでエンジンをかけます
  8. 後方確認

    • バックミラーにて後方確認
    • 左右のサイドミラーにて後方確認
    • 体を動かして後方を直接目視で確認
  9. 右方向指示器を出す

    右側方向指示器を約3秒間ほど出します。
  10. しゅぱーーつ

  11. 再び後方確認

    • バックミラーにて後方確認
    • 右側のサイドミラーにて後方確認
    • 右後方目視で確認
    首振り首ふり1・2・3の巻(目視での安全確認)を参考にしてください。 乗込みから出発までは採点範囲に入ります。スタートしてからは採点範囲試験走行区間が終わるまでには採点の範囲に入りません。

試験走行区間

スタートしましたら、試験走行区間が終わるまでは採点の範囲に入りませんから、ギアの入り具合やブレーキ・アクセルの感じを試験しましょう。

試験走行区間ですが、キープレフトは守りましょう。また下の写真の場所では一時停止です。やらなくても採点はされませんが、ここも練習だと思い、きっちりと停止しましょう。

一発免許博士

キープレフト

キープレフトとは左端から50cm程度の間隔で走ることです。試験場内は右折するとき以外は全線左端から50cmもしくは1m以内の間隔で走行しましょう。

50cmの間隔というのはかなり近くに感じるはずです。たんに左寄りを走ればいいのかなんていうのは駄目です。厳しく左に寄せるのです。

50cm以内ってのは左縁石等に接触する可能性がありますし、あまりに左に寄せるのは危険走行となり減点の対象になりますから気をつけてください。これは以前の掲示板にて実際に減点された方から寄せられた情報であります。

試験はじぇーーんぶキープレフトでを参考にしてください。

試験走行区間

写真正面の赤い小さい点のようなものが「試験開始」の看板です。

試験開始看板

試験走行区間終了

これでこの試験車に乗込み試験走行区間までの説明を終わります。乗込みからスタートするまでは、実際に運転しなくてもできるはずです。駐車場にある車を利用してしっかりと身につくまで何度も練習してください。また、駐車している車のなかで練習できることは、右左折時の後方確認です。右左折する3秒前に方向指示器を出しますが、方向指示器を操作するまえに後方の確認をしなければいけません。まずはバックミラーそしてサイドミラー、それから目視です。この場合の目視は完全に後方を見る必要はありません。110°ほど顔をひねればいいでしょう。

これを「いち、にい、さん」とリズミカルに行います。これが普段やってないものですから、なかなか大変なのです。癖になるまで繰り返して覚えましょう。
さらに右左折時にもう一度後方確認をしなければいけません。各コースで右左折の場所がいくつあるか確認してみてください。それぞれ2度の後方安全確認を行わなければいけないわけですから。大変な数になります。

車が無くても、練習できますから、徹底してやってください。ただし、人ごみの中とか電車や会社内ではやめましょう。(ワハハハ)

散歩や通勤通学で歩いている時にやってみることもいいです。左折の箇所に差し掛かったら、車の速度を想定して、3秒前に後方安全確認を「いち、にい、さん」ウインカーを左に倒して実際の曲がり角で左折する前に「いち、にい、さん」と後方確認をして、実際に曲がります。
これは自転車でもできますね。くれぐれもあまり人目のないところで練習してくださいね。

首振り首ふり1・2・3の巻(目視での安全確認)を参考にしてください。