縦列駐車

幕張免許センターの場合は本免試験では最初に路上試験のコース図が渡されます。確か4コ-スぐらいだったと思います。そのコース図の裏面に、「縦列駐車」なのか「方向転換」なのかが記載されております。
ですから、試験者は好みによって選択することはできません。ま、「縦列駐車」・「方向転換」二つの試験でなく片方だけで良かったって思ったほうが良いですね。
縦列駐車・方向転換までくればしめたもの
本免試験では一般の路上を走って試験を受けます。免許センターでの試験は減点方式ですから、免許センターの仮免試験場まで戻ってきて、試験官に「何番まで行ってください」っていわれたらしめたものです。路上試験で駄目だった場合はスタート地点まで直行という形になります。
このどちらかの試験が最後の関門となるわけであります。ここでしくじればまた本免試験の受けなおしということになります。私は妻にお願いして、スーパーの駐車場まで乗せていってもらって、方向転換と縦列駐車の練習をさんざんぱらやりました。
山形県の免許センターは親切です。
山形県の免許センターでは路上試験のコースが張り出されており、事前にどこを走るのかがわかります。幕張免許センターの場合は試験が終わればコース図は回収されてしまいますから、事前にコースの練習をするというわけにはいきません。
もし事前に路上試験のコースが公表されている免許試験場を利用しているかたはあらかじめコースをデジカメで撮影しておいて、仮免の練習期間中には可能であればそのコースを走る練習をしてください。いずれにしてもそのコースを徹底して研究しておくことが大切だと思います。
切り返しの場合は必ず後方の安全確認を目視ですること
縦列駐車・方向転換・S字カーブ・クランクに入る前は必ず一時停止をして、進入する場所に何もないこと、何もこないことを確認しなければなりません。それも目視で→目視ということは、見ようとするところへきちんと顔を向けることをいいます。いくら目視といっても、ただチラッと目ん玉だけを動かしても試験官にはわかりませんから、身をのりだして、必ず頭を動かして確認することが重要です。
縦列駐車の実際

①縦列駐車をする場所にさしかかりました

ここでは徐行もしくは一時停止をおこなって、駐車する場所になにもないか、人がいないか、子供が遊んでいないかを目視で確認します。身をのりだして確認してください。
ブレーキを踏む前には、必ずルームミラーだけでいいですから、後方の確認を忘れないでください。
②後退(バック)の前に

方向転換の場合は、後退しやすく車の頭を少しだけ(15度から20度程度)左に振ってもかまいませんが、縦列駐車の場合は道路と平行に停車しなければなりません。当然キープレフトですから、道路の左端から50cmから70cmぐらいに停車させます。
②後退(バック)

ここでも目視での安全確認が重要です。バックするときの目視とは、体の向きを後ろむきにして、できれば身を後ろのほうにのりだして後部の窓を直接みることです。
一度でぴったりと駐車することはたぶん無理ですから、なんども切り返して所定の位置にぴったりと収まるようにしてください。
③駐車しました。

ここでの注意は2つほどあります。道路に少しでもはみ出していては駄目です。サイドミラーも出てはいけません。
もうひとつは、きっちり道路と平行して停めなければならないということです。
後は試験場のスタート地点に戻るだけです。これから大きな失敗をしなければ待望の免許証があなたのものになるわけです。