認知機能検査
認知機能検査とは、75歳以上の人が免許更新をしようとする際に行われる、記憶力や判断力を測定する検査です。検査は約30分ほどで、「時間の見当識」「手がかり再生」「時計描画」という3つの項目について検査用紙に記入して行います。
検査の後、採点された点数に応じて判定が行われ、以下のように高齢者講習等の対応方法が変わります。
- 記憶力・判断力に心配なしと判定された場合→ 2時間の講習
- 記憶力・判断力が少し低くなっていると判定された場合→(個別指導を含む)3時間の講習
- 記憶力・判断力が低くなっている(認知症のおそれあり)と判定された場合→ 臨時の適性検査(専門医のよる診断)を受ける、または一定の要件を満たす医師の診断書を提出する→認知症と診断された場合は聴聞等の手続きの上運転免許の取り消し・または停止される
また、75歳以上の運転者が、認知機能が低下したときに起こしやすい一定の違反行為(信号無視など)をした場合、臨時の認知機能検査を受けることになります。この臨時認知機能検査で、認知機能の低下が運転に影響されると判断されたときは、さらに臨時の適性検査(専門医のよる診断)の受検、または一定の要件を満たす医師の診断書の提出や、臨時高齢者講習(個別指導と実車指導)を受けることになります。