前照灯(ヘッドライト)
前照灯(ヘッドライト)とは、車両の前面に取り付けられた照明装置です。前照灯は、状況に合わせて以下のように切り替えることができます。
- ハイビーム(上向き)=走行用前照灯(遠目/最低前方100mまで照らす)
- ロービーム(下向き)=すれ違い用前照灯(前方40mを照らす)
夕暮れ時は急に暗くなることがあり、目が慣れるまで視力が低下したまま運転することになるため早めに前照灯をつけましょう。トンネルの中や濃い霧などで50m(高速道路では200m)先が見えない状態のときは、昼間でも灯火をつけなければなりません。しかし、霧で視界が悪いときは前照灯をハイビーム(上向き)にすると光が乱反射してかえって見えにくくなるため注意が必要です。
また、前照灯については、以下の点にも注意しましょう。
- 交通量の多い市街地などでは、ロービーム(下向き)に切り替えて運転する。
- 対向車と行き違う場合やほかの車の直後を通行しているときは、減光またはロービーム(下向き)に切り替える。
- 見通しの悪い交差点やカーブの手前ではハイビーム(上向き)にする、または点滅させる。(ほかの車や歩行者に交差点への接近を知らせるため)
- 自分の車と対向車の前照灯によって、センターライン付近にいる歩行者などが見えなくなってしまうことがあるため十分に注意する。